2025年、世界水泳シンガポール大会がいよいよ近づいてきましたね。
中でも注目を集めているのが、アメリカ代表の女子平泳ぎ選手・リリー・キング(Lilly King)です。
世界の水泳界を牽引してきた彼女が、今季限りでの現役引退を表明しました。
オリンピック金メダリストでもあり、強烈な存在感を放ってきたキング選手。
最後の舞台となる世界水泳2025は、まさに集大成となるレースではないでしょうか。
リリー・キングとは?|オリンピック3度出場、金メダル3つのレジェンド

出典元:朝日新聞
リリー・キング選手は、リオ五輪(2016年)で100m平泳ぎ金メダルを獲得したことから一躍有名になりました。
その後、東京・パリのオリンピックにも出場し、メダルを積み重ね、女子平泳ぎの顔ともいえる存在に。
彼女の代名詞とも言えるのが、スタート直後から攻める強気のレース展開。
さらに、力強いキックと水面を滑るようなスムーズな泳ぎが特徴的ですね。
また、2016年にはドーピング問題に対する発言でも注目され、「クリーンな競技への強い意志」を示した選手でもあります。
引退を表明した理由とは?
2025年5月末、リリー・キング選手はSNSでこう投稿しました。
“Well folks, my time has come…”
つまり、「私の時代は終わりを迎えようとしている」と。
その理由については、
- 「やりきったという思いがある」
- 「怪我もなく、健康で終われる今がベスト」
- 「次世代の選手たちにチャンスを渡したい」
といった言葉が残されています。
地元インディアナ州での全米選手権を最後の国内レースとし、
世界水泳2025を最後の国際舞台とすることを公表しています。
世界水泳2025は“本当に最後の舞台”に
シンガポールで開催される世界水泳2025が、キング選手にとって本当のラストレースになります。
彼女はここに照準を合わせ、レース種目を絞りながらも、全力で臨む構えです。
100m平泳ぎでの集大成
今回、200m平泳ぎなどはエントリーせず、100m平泳ぎ一本に集中すると報道されています。
これは、体力とコンディションのバランスを考慮した結果だそうです。
注目のライバルたち
引退を前に、若手のケイト・ダグラスやタチアナ・スミス(旧姓スクンマーカー・南アフリカ)といった新鋭選手たちとの対決にも注目が集まります。


出典元:olympic.com/讀賣新聞
かつて自分が「若手」だった時代と同じように、今度は“挑まれる立場”としてのキングが見られるというわけです。
👉 平泳ぎレジェンド・Tatjana Smithを追う:世界水泳2025で見納めか
オリンピック選手が引退を迎える意味
トップ選手が競技生活を終えるというのは、寂しい一方で希望の瞬間でもありますよね。
リリー・キングのような選手がいたからこそ、
- 若い選手たちは夢を抱き、
- 世界のレベルが押し上げられ、
- 平泳ぎという種目に脚光が当たった
と言っても過言ではないでしょう。
そして、彼女の引退が「終わり」ではなく「新たな章の始まり」であることも感じさせます。
水泳女子オリンピック選手の今と未来
2025年の世界水泳は、過去と未来が交差する特別な大会になりそうですね。
リリー・キングのような“金メダル経験者”がラストを迎える一方で、
次のオリンピックを狙う選手たち──特に日本やアジアの若手スイマーにも大きな注目が集まります。
世界水泳という舞台は、「単なる勝ち負け以上のもの」が詰まった場所。
引退する選手も、新たに出てくる選手も、そのすべてが競泳界の物語を紡いでいくのですね。
まとめ|世界水泳2025で“歴史の証人”になるチャンス
リリー・キング選手の引退は、一つの時代の終焉であると同時に、
私たちがその歴史の証人になれる貴重な瞬間でもあります。
この記事を読んでくださった皆さんも、ぜひ、
彼女が泳ぐ最後のレースを見届けてみませんか?
競技の結果だけでなく、「その姿」「表情」「スピードの意味」にこそ、きっと何かを感じ取ることができるはずです。
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